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ご利用者は人生の大先生

  • 執筆者の写真: 駿之介 後藤
    駿之介 後藤
  • 4月19日
  • 読了時間: 3分

みなさま、こんにちは!

暖かくなり、花粉がかなり飛んでいるようですね。私もヒノキ花粉で涙を流しながら自転車を漕ぐ毎日です。笑

この時期は晴れの日よりも雨の日の方が視界が良くなるという、なんともあべこべな事態が起こります。笑


さて、介護士はお客様が高齢者というのもあって、人生の先生としてお話を伺うことが多々あります。

介護士でない方でも、戦争の話とかするだろなとかって想像つくやつですね。笑

そんな中でも、最近行くご利用者様で一番心に響いたお話を今回記事にしようと思います。


その方は、買い物に一緒に行くケアの方で、シルバーカーを引いて近くの弁当屋さんまで行きます。

毎回、道中40分ほどお話するので色々な話をするのですが、この方がいつも本当に為になるお話をされるんです。


ある日、こんな話をされました。


その方は長年連れ添った奥様に先立たれ、娘様とご一緒に暮らされています。

その奥様はご本人様より10歳ほど年下で、3年ほど前に突然自宅で倒れ、そのまま亡くなられたそうです。年齢差的にも、奥様の方が先に亡くなるなんて思ってもみなかったご本人様はかなりショックだったようです。


それに加え、今度はご本人様が脳梗塞で倒れ、麻痺はほとんどないものの、頻繁にめまいやふらつきが起こってしまうようになりました。

本人様は仕事が生き甲斐に感じている方で、倒れたその日も働いていらっしゃったそう。退院後は仕事ができる身体ではなくなってしまい、最愛の奥様と仕事を同時期に失ってしまったそうです。


そんなご利用者様から、


仕事がなくなるということは社会的な役割を失うということ。妻に先立たれるのは生きる気力を失うということ。2つとも無くなってから気づいたよ。


そう言われたのです。私はハッとさせられました。私が今、当たり前と思っていることは、介護を受ける側の方には当たり前のことではなく、そして、それを失う日はある日突然やってくるかもしれないのです。


5年ほど介護士をしていますが、確かに最初は目の前の要介護の方、障害がある方を見て、その方の心に寄り添おうと思って介護をしておりました。しかし、いつの間にか心のどこかで流れ作業のようにこなすだけ、表面上で取り繕うだけになってしまっている自分がいたのでしょうか。だからこそご利用者様の一言にハッとさせられたのでしょうね。


初心忘るるべからずとは言いますが、仕事や家庭が日常にプログラミングされて新鮮味がなくなってくると、どうしてもひとつひとつのありがたみや尊さがぼやけてしまって気づけなくなってしまうものです。

だからこそ、時々、今の自分自身を見つめ直し、置かれている環境や周囲の人に感謝する機会をつくることが重要なんですね。


そんな機会を下さった人生の大先生に心から感謝です。

今一度、ご利用者様に感謝しながら私ができる限りのケアでお返ししていきますね。


ではまた!



 
 

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